髪のハリやコシとは何か?

 

「髪にコシが無くなった」などと言われますが、ハリやコシって一体どういうものか知っていますか?
加齢とともに髪にツヤがなく、ペタンとしていてボリュームがない、または髪の量は多くないのにボサボサしている、こういった状態を「髪にハリやコシが無い」と言います。

 

子供の髪はツヤがあっていかにも健康な髪に見えますよね。それは髪にハリやコシがあるからそう見えるのです。
太い髪だからコシがある、という訳ではありません。

 

では、髪にハリやコシが無くなるのはなぜでしょう。

 

通常髪の内側には11〜16%の水分が含まれていて、しっかりとその水分が保たれていればハリやコシのある髪だと言えます。
水分を十分に保てられる髪には、髪表面を覆っているキューティクルが整っていることが必要です。

 

髪にコシがない原因と対処法

加齢

歳をとると髪は肌と同じように十分な水分量を保てなくなります。さらに歳をとれば老化現象によって、新たに生えてくる髪に元気が無くなってしまいます。
40歳を超えるとホルモンの分泌は男女ともに減少するので、若い頃と比べて髪のコシが無くなるのは当然のことではあります。
けれど、老化防止(アンチエイジング)は適度に体を動かして筋肉をつけることで可能になります。新陳代謝を活発にし、抗酸化作用を高めて体を健康にすれば、髪にもハリやコシが生まれます。

 

抗酸化作用…体内の機能を衰えさせないようにすること、酸化を抑える作用のことを言います。体内の機能が衰えて正常な働きができなくなると、肝臓の機能が低下、糖尿病などの生活習慣病に繋がることがあります。

 

食生活

髪に栄養が届くのは体の中で一番最後だと言われます。十分な栄養が全身にまわらないと髪に栄養が届かず、髪の内部がスカスカの状態になってしまいます。
冷え性や、頭皮の血行不良の場合は毛母細胞に栄養が届かず、髪にコシがなくなってしまいます。無理なダイエットで食事制限などをしている場合も同じです。
髪に必要とされる、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどはバランスのよい食事から摂り込みましょう。

 

毛母細胞…毛を作り出す素になる細胞のことを言います。毛乳頭(=毛穴の最底部の皮膚が突起した組織。毛に栄養を運ぶ役割)から受け取った栄養を細胞分裂を繰り返すことで、毛穴から毛を作り出します。

 

パーマやカラー

パーマやカラーをすると、無理に髪のキューティクルが薬剤によってこじあけられるので、かなりのダメージを与えてしまいます。パーマやカラーを行った直後より数ヶ月後の方が髪はパサパサになってしまいます。
パーマやカラーをしないことが髪に一番良いのですが、もし行う場合は、ダメージの少ないものを選ぶことや、パーマとカラーを行うのに約3ヶ月は最低でも期間を空けるなどして対処しましょう

 

紫外線

日中、髪は常に紫外線にさらされています。紫外線は髪の外側にダメージを多く与えます。
髪の素となっているタンパク質は、アミノ酸のシステイン結合によって構成されています。紫外線はこの結合を分解してしまうので、キューティクルがはがれてしまい髪の内部が乾燥することで、切れ毛や枝毛などの傷んだ髪の原因となってしまいます。
さらに、紫外線によって髪内部のメラニンも分解してしまうので、髪の退色の原因となります。
髪の紫外線対策にも、帽子や日傘はとても有効で、さらに髪や頭皮用の日焼け止めも効果的です。

 

システイン…髪を健康にするのにも役立つ成分のこと。
メラニン…髪や皮膚の色を決める物質で、髪の表面を覆うキュー亭来るの内部に点状に存在しています。メラニン量が多いと髪や皮膚は黒っぽくなります。

 

ドライヤー、自然乾燥

ドライヤーの熱を同じ場所に長時間あてすぎるとダメージの原因になります。また、乾かしすぎるのも頭皮の乾燥を招くので注意しましょう。
逆に、ドライヤーをしない自然乾燥で寝てしまうと、髪が擦れることでキューティクルが傷つき、これもダメージの原因となってしまいます。
翌朝、目が覚めたときに寝ぐせがついているのは、キューティクルが傷つくことで水分が隙間から抜けてしまいパサつくことで起こります。
ドライヤーを8割、残りを自然乾燥で乾かすのがオススメです。